自律神経と鼻炎
皆様、こんにちは
自律神経には交感神経と副交感神経があり、簡単に言えば、緊張すると働くのが交感神経で、リラックスしていると働くのが副交感神経です。
この緊張とリラックスで私たちのからだはコントロールされているのですが、うまくコントロールされず交感神経や副交感神経が異常亢進すると、その反応が病症として現れます。
たとえば人前で話をするときなど、緊張すると交感神経が働き、心臓がドキドキ、手のひらに汗をかき、口が乾いてきます。
これが交感神経の異常亢進の一例ですが、この状態がずっと続けば、心臓はつかれて狭心症になったり高血圧になったりすることも考えられます。
一方、副交感神経は、リラックスすると働く神経です。
副交感神経が働けば、粘膜から分泌物をだす作用が起こります。
リラックスして、正常に副交感神経が働けば、胃腸の粘膜から消化液が分泌されて消化が進みます。
しかし、副交感神経が興奮をすれば、消化液が分泌されすぎて、胃潰瘍などになってしまします。
鼻炎も副交感神経が異常亢進(興奮)しているために、鼻・目・ノドの粘膜から鼻水・涙・痰などの分泌物が異常に分泌される反応なのです。